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カウンセリング あなたの声を聴きたい

最近受けているカウンセリングの訓練で、相談者の方のお話の、良いところを拾ってしまうクセについて指摘されました。

それは既に自分で知っていた、課題だと思っていたけれど随分修正されてきたと思っていました。

 

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1.わたしのクセは私を守ってきたお守り

2.あなたの気持ちを否定する

3.聴きたいのはあなたの苦しみ、痛み

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1.わたしのクセは私を守ってきたお守り

物事には良い面と悪い面がある。

悪い面ばかりをぐるぐると考えているのが辛いので、良い面を考えるようにしてきた。

多分それは私の自己防衛本能です。わたしを守ってきたお守りです。

それで日常の辛さをなんとかやり過ごし、なんとか共存して生きてきた。

 

それはそれで良しです。

クセはその人そのものです。

でも

 

 

2.あなたの気持ちを否定する

しかしそれがカウンセリングの時に、苦しいお話をきいていられず、良い面を拾って伝え返してしまう。

それはその方の苦しい気持ちを否定していることになる。

 

話はだんだん良い面からの話になっていって、苦しさを十分お聞きする前に

話している方は消化不良のまま、良かったところもあるよね、と言って話を終えてしまう。 

 

もっというと、私が苦しい気持ちを否定するので、相談者の方は自分の感情を自分自身を否定された気持ちになる。

苦しい気持ちを押し殺して、カウンセラーのために今日は良かったですとお礼を言って帰ってしまう。

 

ご相談に来た方は、カウンセラーに気を遣って「良かったです」と言い、 

カウンセラーはああよかったと思うけれど、それってなんて大きな勘違い。

 

 

 

3.聴きたいのはあなたの苦しみ、痛み

私は同じところに座ってその苦しみを一緒に受ける覚悟がなければその場の意味が無い。

あなたの苦しみがわからなくてどうやって道を見つけるんだろう

どうやって光に向かって歩けるだろう

 

自分が苦しいから耳をふさいでありきたりの解決方法を考える

これはと思うような鮮やかな解決方法を探ることがカウンセリングではない。

 

ずっと課題だと知っていたのになかなか変えられない自分のクセにがっかりしながらも

ここからがスタートだと思っています。

 

自分の課題に気付けたら、それをいつも気にしてるから、数か月後数年後には

それが誰よりもできるようになる。

そういうこともあるよね。

 

あなたの苦しみをしっかり聴けるようになる。

 

私の未来を自分で作るんだ、って思ってます。