虐待でなくても、小さな子供がいればイライラすることは日常です。
イライラも、キレて暴言暴力になることも、その場で意思でコントロールするのは難しいと思います。
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１イライラは自分を守るための本能
２イライラを意志でコントロールは難しい
３ではどうやってイライラを減らすの
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１イライラは自分を守るための本能
人間の行動はふたつの大きな欲望からきているというお話があります。
種の保存と個の保存。
人間は動物ですから、自分の種を次世代に遺すという本能があります。性欲や、親が子を守り育てる行動や、自らの身をなげうって仲間を助けたりする行動もそうでしょう。
もうひとつ、個（自分）の生命も守るという本能もあります。
自分が絶えては種も残せません。
食欲や睡眠欲、生命を維持する機能、敵や捕食者から身を守る本能です。
人がイライラするのは種族の中で自分の地位を守るため他者への威嚇という説があります。
怒りは敵を倒すためのエネルギーであったり、威嚇という要素があったり、
どちらにしても人間の感情というのは自分の意思では抑えられない、自分を守る「本能」に近いものです。
２イライラを意志でコントロールするのは難しい
お腹がすいている時、眠い時、意志で自分をコントロールするのは難しいと思いませんか？
ダイエットも睡魔も、眠れない時に眠るのも難しいように、イライラしたり、瞬間沸きあがる怒りを意志で抑えるのは難しいのです。
湧き上がる感情は本能に近いところで発生するのですから。
３ではどうやってイライラを減らすの
イライラや怒りはきっかけがあります。
子育てなら子供の思い通りにならない行動や、パートナーとなら相手の心無い言葉だったりして、これも自分ではコントロールしにくいものです。
それでもあなたはいくつものイライラをおさめる方法を持って今までもそれで対処してきたでしょう。
その方法は正解です。あなたはあなたに一番ふさわしい方法をちゃんといくつも使ってここまでやってきた。
それにプラス、イライラを鎮める方法は、みんなあまりそう思えないことが多いようですが、
「自分の疲れを緩める＝休む」
ということです。
「疲れ」はイライラのかなり大きな要因です。
敵を倒す、威嚇する時にエネルギーがたっぷりあれば怒り/イライラは必要が無く、自分が疲れて弱いと感じたり傷を負っていれば怒りのメーターを上げてより強くなって敵と立ち向かわなければならないからです。
疲れを少しゆるめるとしたらどんなことができますか。
でもこれがほんとに難しいですよね。
パートナーの家事援助。一人になれる時間を作る。習い事を休む。家事の手抜き。
部屋が汚いと余計ストレスが溜まるんですという方もいらっしゃいます。
そんなときは子供にイライラしてあたるのと部屋が汚いのはどちらがいや？と聞きます。
しばらく考えて、子どもにあたる方がいや。と答える方が多いです。
そう、でもどちらもいやでしょう。部屋が汚いから子どもにあたる。ということもあります。
イライラときれいな部屋。0対100にしなくていいのです。
今までお部屋の掃除を１時間していたなら45分にして残り15分身体を休める。
比率を少し変える。
どこでどれくらい身体を休められるのか、余裕を作れるのかは
あなたが一番、知っています。
一発でできなくてもいいのです。
いくつか候補をみつけて順にやってみる。複数あるとローテーションできます。できないことはできないと気付くことも大事です。
さて、どこでどうやったら休めますか？
休むことがイライラを少し減らすという体験をしてみてください。
あとは積み重ねです。
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